• 概要

  一般状態:O状態とH状態など。Oはソフト、Hはハードを示します。OとHのあとに続く文字は、その強度と軟度と焼鈍し等級をしめしています。
  一般的なアルミニウム条合金記号:1050、1060、 1070、 1100、 3003、 3004、 5005、 5052、 8011
  
  

  用途

  アルミニウム上は、主に変換機用アルミニウム(変換器用アルミニウム箔)、アルミニウム棒用高周波溶接中空アルミニウム条、ラジエータ翼用アルミニウム条、ケーブル用アルミニウム条、スタンピング加工アルミニウム条、アルミニウム片棒用条などがあります。
  
  

  アルミニウム条の特徴

  1. 1060アルミニウム条は耐食性と柔軟性が特に求められ、ただし強度に対する要件が高くない場合に適しています。これは、化学用設備に用いられます。
  2. 1100は、優れた柔軟性と高い耐食性特に求められ、ただし強度に対する要件が高くない場合に適しています。これは、化学製品、食品業界用装置、保管倉庫、薄板加工用部品に利用されます。
  3. 3004板は厚板で、押出成形管に利用されます。これは、全て純アルミニウム錫を利用し、化学製品製造、保管用装置、薄板加工用部品、建築用バフ、ケーブル部品、針、その他多くの軽量部品に利用されています。
  4. 3003板は、プレート条、箔、厚板、押出成形管、押出成形パイプ、ロッド、棒、線、ワイヤロッド、冷間加工棒、リベット用線棒、鍛造部品、フォイル、放射錫などに利用されます。
  5. 5052は優れた柔軟性、耐食性、耐疲労性、中程度の強度を持ち、航空機オイル部品、管、自動車や船舶のシート状金属部品、楽器、街灯支柱、リベット、ハードウエアなどに用いられます。